エントリーシート【以下ES】、履歴書を提出する時期ですね。
現役人事責任者として、知っていることを今日も皆様にお話しします。
今日はESと履歴書について注意点を記載します。 どんなに努力して準備していても、これで落ちたら選考にすら進めませんので注意してください。
また、上場企業ではAIによる書類選考がメジャーになりつつあり、それの対策も必要です。
現役として、最近の採用事情をお伝えします。
■最もやってはいけない!
特に、Webで出回っている「先輩が使った事例」「内定をもらえた書き方」などをコピーすることは絶対やめてください。
大学で勧められる「例文集」も危険です。(人事側でストックしてますよ)
理由は2つ
1.著作権で問題
2.AIで書類を見る企業が増えているので、AIでは判別される(コピー率〇%といった判断が可能)
昔は人が見ていたので、「似ている文章があるなぁ」くらいで通過していたかもしれませんが、今はAIが見抜きます。
特にWebサイトで出回っている「事例集」は参考程度にしましょう。
参考にする部分は、その企業が求める人柄の表し方、雰囲気などのニュアンスの部分です。
やたら体育会の雰囲気だったり、論理的な文章を好む企業だったりとそれらを「掴む」だけ。
■注意しましょう
資料作成を手書きで指示する会社もあります(特に歴史の長い大手)実はこれも「AI」選考が行われます。誤字脱字は当然のことですが、AIには「画像認識」という技術も発達しており、肉筆を読み分けます。
例えば
・はじめは気合が入って丁寧な文字だが、後半「雑」になる→持続性なし
・とめ、はね、はらいがきちんとしていない→配慮ができない
といった設定も可能かもしれません…
■提出の期限
実は現場では、到着したものから順にみます。
順にみていき、必要定員数に満たした場合、ギリギリに提出した人のエントリーシートはどうするでしょう…
「〇月〇日まで提出」となっていても、可能な限り早めに、高い精度で提出できるようにしましょう。
■注意
就職活動の本などに、履歴書書面の文章で「単語」を強調する書き方を推奨しているものがありますが、あれは「止めて」ください。
〇〇女子大学の就職支援センターは推奨しているようですが、現役人事責任者からすると「通したくないES・履歴書」になります。
まとめ
・AIツールでの選考が行われている昨今「コピー」は通用しない
・手書きであれ、データであれ判断基準は設けられている
・誤字脱字がないのは当たり前だが、手書きの丁寧さまで見られる
・提出期限はあったとしても、可能な限り早く提出することをお勧めする
限られた時間で限られたパフォーマンスを要求されるのはサラリーマンとしてあたりまえです。
学生の皆さんも、すでにそれを要求されているのかもしれません。
Sidekickでは、AIに負けないエントリーシート講座を設けているようですので問い合わせてみてください。