就活Sidekick

年間2000人の学生のキャリアコンサルティングをするIT企業の人事責任者。本音と裏技を公開してます twitter:@t_sidekick 

人事責任者のくせに、就活は苦労した話を思い出した。

就活でクソ苦労した話をしよう。

私も就活はすごく苦労した。

 

内定が出始めたのは、梅雨明け宣言と同じだった…

らしい。

最後に決めた企業はクリスマス前だった…

と、いうのもすっかり忘れていた。

 

この間、大学時代に使っていた携帯が出てきたのでデータを読み込んだら日記が出て来て思い出した。

 

読み返してみて、思いだした!!とにかく大変だったよ。

 

まだまだ、就活真っ最中の20卒には面白い話になると思う。

 

 

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人事責任者のくせに、就活は苦労した

 

 

 

私は、現役人事責任者として勤務している。昨年は2000人の学生さんのキャリアコンサルタントとして日々偉そうに学生さんと過ごしています。

いま、就職支援をしているsidekickに参加させてもらっている。(無給でwww)

 

そのくせ、自分の就活はクソ大変だったのによく言うぜ!!

 

マジで恥ずかしくなったんで、まぁ聞いてください。

 

 

 

大学3年生のころ

金儲けが楽しかった

大学は有名大学ではないいわゆる私立文系です。

キャンパスがものすごい田舎にあり、アルバイトもなかったのでサークルで家庭教師のサークルを作って学費を稼いでいました。人手が足らなくなってチラシまきを手伝ってもらった2人と3人でスタートした。3人でコピー代4万円が最初の出資金。

3人ということもあり、三国志の桃園のちかいにのっとり、サークル名は「ピーチ」

ジョブズはアップルだったので、まぁいろんな影響を受けたのだろう。

お金を稼ぐのが楽しかった時代でした。

もともと親の仕送りもなく、一人暮らしだったので金を稼がないといけなかった。

あまったお金で、初の海外旅行にも行きました。

一年生、二年生は死ぬほど働いていたので世界が変わった瞬間だった。

「大学在学中に独立」なんて夢をみていましたね。

 

ビジネスモデル崩壊

家庭教師というビジネスモデルは、海の家に似ている。

どういうことかというと、春先から夏休みくらいまでは新規の申し込みが多くなってくるんですが、受験対策のできる大手の塾に夏季講習に行き始めると、家計の状態にもよるが家庭教師を減らしてくる傾向が強い。

子どももはじめは先生になついているが、塾帰りの買い食いなど塾には魅力のコンテンツも多いため、家庭教師の仕事は秋口には激減する。

塾に行きたくない理由のある子どもか、よほど先生と相性のよい場合か、金のある家しかサービスを使わなくなってくる。

秋口から某有名アパレルショップでアルバイトとして店員になります。

 

プチ社会人を経験

アパレルショップの店員は非常におもしろかった。今でも日本を代表するファストファッション企業だが、当時は体育会そのものだった。

売り場の入り口から、最深部まであいさつの練習をさせられたり、出退勤を押さないで仕事したり、店長は休みの日もオフィスにいることも多かった。

店舗は、販売実績や、季節、天候、地元のイベントに応じてレイアウトを変更するまさに生き物だった。

学生の身分ながら、「君もうちで正社員にならない?」と言われていて4年生の春にはここの正社員で仕事をしようと決めていた。就活は終わるはずだった。

 

就活で変わる友人達

家庭教師サークル「ピーチ」を続けていたメンバーは一人がそのまま社長になって、本当に学生起業家になってしまった。

もう一人は、戦略コンサルに内定をもらっていた。

久々に会ったとき驚いた、話が合わなくなってきていた。

8月終わりのバーベキュー大会。

就職活動をしていなかったこともあり、経済に疎く、面接等でいろんな大人と話していないためか?はたまたSPI対策をやらなかったからか…

とにかく目線が違うことに驚いた。

 

就活を始める

スタートは夏。リクルートスーツが暑すぎて、しかもお金もなかったのでスーツっぽい黒い服を買った(今考えると、夏用の喪服だったのではないか?)

アパレルのバイトは内定も出ているため、労働時間を減らすことはできない。

限られた時間でしか就職活動ができない。しかもキャンパスは田舎にあるので交通費もかかる。

 

当時は就職氷河期かつ、9月…

リクルートスーツを着ている学生はほとんどいない。とにかくエントリーシートを量産して送りまくった(当時は郵送がほとんど)

返送があった説明会に参加できたのは数えるほどだった。しかも時間もない。

 

とにかく落ちまくる面接

ガクチカは、家庭教師サークルの立ち上げ。

アルバイトは、死ぬほどやった

成績も、優秀賞をもらっていた(一位ではないけど)

ぜったい勝てると思ったのになぜか落とされる…

 

理由は簡単

 

目に余るのだ。

 

・ガクチカも、普通の学生はやらない金儲けのためのサークル

会社の社員として働くというよりも、自分で行動してしまいそうで制御できない

と思われたと思う

・アルバイトの経験

生活費がかかっているので、誰よりも考えながら仕事をしたと思う。衝突も当たり前でバイトの立場で社員を困らせることも多かった。

・見た目が普通のリクルートスーツではない

 

結論

とにかくほかの学生と違うこと。もっというと「生意気そう」を通り越して「生意気」なんだったと思う。

 

もう、何十連敗したかわからないときに面接が明らかにうまくいっていないことがあったので、面接官に聞いた時の言葉が

「すごい頑張るのはわかったけど、部下として一緒に働くと単純に嫌だと思っちゃったよ」

「もうちょっとさ、普通にしてくれる?」

 

 

気が付いたこと

リクルートスーツがなぜ、均一で量産型なのか?

面接で聞かれることはなぜテンプレートなのか?

面接ではなく、職務質問で確認だけなのか?

人事部長という役職のくせに判断することができずに役員面接までするのか?

なんか、全部わかった瞬間だった。

 

面接の本質

相手が何をしてほしいのか?何を考えているのか?どういう立場なのか?何を言ってほしいのか?そういうことを先回りして、言葉と行動に示してあげることがコミュニケーションではないかと思う。

面接官の気持ち、会社の気持ち、それらを予測し、言ってほしいことを発言することで内定はぐっと近づくと悟った。

 

うそをつく必要はない。が、本当のことを言う必要はなく。相手が言ってほしいこと、想像の範疇でしゃべってあげることもまた「賢さ」なのだなと思う。

 

就活うまくいっていない学生へ

就職がうまくいっていない学生は、単純に不器用な学生が多い気がする。

自分のことを焦って伝えようとしていた私のようになると、内定はでない。

器用に立ち回れとは言わないが、気が付けば苦労した分成果はでると信じています。

私は、気づきのあと東証一部上場の人材コンサルに入社をして今のキャリアに至っている。

みんなまだ私よりマシでしょ。

苦しいとは思いますが、ちょっと気が付いてないだけの学生ばかりだと思う。

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