就活Sidekick

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まずは、お読みいただきたい記事3選

日本旅行様の内々定一斉送信について 結論=承諾しちゃえば入社できた?

先日、日本旅行が応募者全員サービスを行って話題に…

 

単なる誤送信ということで片付けられそうなのですが、ほんまに大丈夫か?

と、思う部分があります…

 

サービス業としてさまざまな個人情報を預かる企業が、4万人に誤送信。

と、いうだけでもまずいのですが。

 

内々定後、即取り消しという部分は、配慮が足らない部分もあります。

 

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内々定の告知はなんだったんだろう…

 

 

 

今回の騒動まとめ

日本旅行さんが、20卒の4万人に対して、内々定の連絡をしていることが発覚しました。

受けてもいないのにメールが来た学生がほとんどで、ざわついているところに。

 

「ごめん、ごめん。謝るンゴ」

 

という、展開です。

受けてもいないのにメールがポーンと…

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J-CASTさんのニュース引用

 

 

 

 

疑問1:受けてない学生の情報をなぜ持っている?

なぜ、受けてもいない企業が、就活生の連絡先を知っているのか?

選考を受けてもいないということだが、中には「エントリーすらしていない」学生も連絡が来ている部分。

100歩譲って、プレエントリーならば連絡先は手に入っているかもしれないが、個人情報の取り扱いの部分で非常に危ない会社ではないか?と心配。

 

  ツイッターでは28日夕、「選考受けてないのに日本旅行から内定もらったんだけど?」「プレエントリーのみで正式に内々定いただきました。日本旅行」「エントリーすらしてない日本旅行から内定通知来たんだけど」などと同社の「内々定通知」に困惑する声が相次いだ。

J-CASTさんの記事

 

疑問2:4万人っていう数が怪しい

人為的なミスということだが、4万人という数は就職活動をしている学生のおよそ1割くらいに相当する。

一法人でそんなに多くの学生がエントリーしているとは思えないが、日本旅行は就職ランキング上位企業でもあるので、もしかしたら4万人とかいるのかもね。

 

日本旅行のコメントは、採用専用サイトと提携(リクナビとかマイナビ?)、採用希望者と日本旅行へのエントリー者に向けてだと思われます(だと思うって…)

 

メールの送信を自社でやっていない可能性もある。

 

他社に、内定者の情報を委託して採用代行をしているのかもしれない(憶測)

 

いろいろな側面から「ほんまに大丈夫か?」

 

日本旅行の広報担当は28日のJ-CASTニュースの取材に、「当社の採用担当者から内々定通知のメールを合格者向けに送信しようとしたところ、誤って4万人に送信してしまいました」と誤送信があったことを説明した。原因については確認中だが、宛先設定時の担当者の操作ミスであり、ヒューマンエラーであると見られる。

4万人という数字については、「調査中ですが、当社は採用専用サイト様と提携しており、このサイトの登録者の方々か、日本旅行へのエントリー者の方々かと思われます」としている。ほぼ全員が2020年度入社での就職活動をしている人ということになる。

J-CASTさんの記事

 

 

疑問3:内々定って簡単に取り消せなくない?

送信後、すぐに謝罪のメールが飛んでいるが。

内定後、内定を取り消すということは許されるのか?

 

内定はそう簡単に取り消せない!

 

リーマンショックの時企業がくるしくてやむなく、内定を取り消した時も、厚生労働省から社名が公表されたぐらい厳しい取り扱い。

 

今回は、受検していた事実がない学生も送られているようだが、メール一本で取り消しなどできるわけもない。

 

① 内定時に知ることができなかった事実が判明した場合、内定取り消しは認められるか
会社側が内定決定の判断を行った際に知ることができず、もし知っていたら内定を認めなかったという事実が入社予定日までに判明した場合、内定を取り消すことができる場合があります。たとえば、以下のようなケースです。
・学校を卒業予定であったのが、卒業できなかった
・入社条件とされた資格を取得できなかった
・入社手続きの際に会社が指示した書類を提出しなかった
・履歴書または面接時に虚偽の申告があった
・社員として期待された能力、適性が不足していた
・健康状態に問題があり、勤務に就かせることができない
・重大な違法行為を行ったことが発覚した
およそ、就業規則の普通解雇または懲戒解雇に該当するような事案となります。 内定取り消しの場合には、通常の解雇のプロセスのように、会社側が再教育や他部門への異動などによって解雇を回避する努力をすることまでは求められず、知っていれば採用しなかったであろうという程度で足りるとされています。 ただし、裁判などにより、上記の事実が軽微であり、採用後の勤務に耐えうるものと判断されると、内定取り消しは無効とされてしまうため、安易に行ってはいけません。 

https://taisyoku-trouble.com/taisyoku-faq10.html 引用

 

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/01/dl/h0107-2g.pdf

厚生労働省でも内定の取り消しについては言及アリ

 

疑問4:内々定を即承諾すれば…

内定のメールが来た後即座に承諾すればOK?

受検の事実がなく、エントリーすらしていない場合は難しいが、受検している学生がもし、日本旅行:「内々定です」→受検者:「あざす」となってしまうと、取り消しは難しい。

また、受けていてお祈りされた学生は繰り上げ合格だということもあるので、取り消しは難しいだろう。

 

【この通知で得する学生】

選考を受けているがお祈りされた→本人が、受け止めたら内々定は取り消せない?

選考を受けている途中→内々定は取り消せなくなる?

選考を受ける前(書類等提出は終わっている)→通過となって、内々定は取り消せない?

選考を受けていない(エントリーだけ)→微妙

 

疑問5:傷ついた人にどうするの?

可能性の範疇だが、今回のメール騒動は企業側が圧倒的に不利な状況。

就職活動中の学生からすると、心をえぐられるような事態だと思う。

アメリカとかであれば、ひどく傷つけられたと「訴訟」になることもあるんではないか?と思う。

 

最後に

内々定の告知は、学生にとっても、企業にとってもプロポーズのようなもの。

一斉送信で送っていいものではないのではないか?

中小企業は、そもそも来てくれる学生さんが少ないので一人一人丁寧にプロポーズしている。

内定の告知一つにしても、「配慮」のできない企業は入社後不安になる学生も多いかもしれないですね。

 

結論:内々定の告知があったらすぐに返事をしましょう。(取り消せないから)

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