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内定式に出なかった就活生をむしばむ罠

内定式に出なかった就活生をむしばむ罠

 

各企業の内定式が昨日行われた。

だが、ほとんどの企業はいまだに採用を継続しているので、20卒の学生で内定のない学生さんは焦らなくていいと思います。

 

とはいえ、現状に不安を抱える人は多く、相談もたくさん受けます。

 

今日は就活生がおちいる罠についてまとめています。

 

結論:就活生をむしばむ罠=「先延ばし」

 

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先延ばしは数式化されている 

先延ばしに関して学術的に考えている人がピアーズ・スティール教授(Piers Steel)。彼は先延ばしやモチベーション研究で知られるカナダ・カルガリー大学ビジネススクールの教授です。

著書:ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか

 

先延ばしの方程式


先延ばしの方程式とは、「人はどうして先延ばしをしてしまうのか」というそのメカニズムを計算式で解き明かせるようにしたものです。
教授は著書で先延ばしについて「方程式」にしている。

 

行動意欲=(価値×期待)÷(衝動性×期間)

 

それぞれの項目のバランスが行動意欲に直結し、「先延ばし」に関係していくことになります。
項目ごとにまとめると。


<価値>
価値とはそれに対して自分が感じている楽しさのことです。
つまりそれをすることに対して楽しさを感じているようなら価値は高いことになります
逆につまらない、退屈などと思っている場合、価値は低いということになります。

<期待>
期待とは、それを自分は達成できるかどうかということに対する自信の程度のことです。
どうせ失敗する、やどうせうまくいかないと思っている場合、数値は低くなります。

 

2つの要素が先ほどの式の前半部分となります。
楽しいと思えることと、できる!という思い。そこから導き出させる数値が高くなり、結果として行動意欲は高まります。


例えばサラリーマンが大好きなアプリゲームは行動に先延ばしが起きにくい。
理由は、まさにこの価値×期待の数値の高さからも納得ができますよね。

後半は、前半の数値を割ることになるので前半とは逆に、数値が高くなればなるほど全体の数字は下がり、結果として先延ばしもしやすいことになります。

 

<衝動性>
衝動性とは、目の前の欲望に負けてしまいやすいかどうかということです。
就活の面接対策やらなきゃと思って、企業分析のためにPCを開くが、気が付いたら全然違うことをやっている。
なぜか他のことを始めてしまう、という場合にはこの衝動性が高い人の部類の人に当てはまります。

 

<期間>
期間とは何かというと、簡単には締め切りまでの期間ということです。
エントリーシートの締め切りまでには対応しようと思っていても。時間を掛けて良いものが書けるはずだと自分に言い訳をしてだらだらしている人いませんか?


価値×期待の数値が高ければ高いほど、すぐやる!となるし。
衝動性×期間の数値の高いとこれがマイナスに働くので、「先延ばし」をしやすいということになってしまいます。

 

どうすれば先延ばし癖を克服できるのか


さて、それでは一体どうすれば先延ばしをせず、しようと思ったことをテキパキと進めることができるようになるのでしょうか。

価値と期待の数値を高め、衝動性と期間の数値を小さくしていけばいいのです。

 

<価値>
価値を高めるとは、楽しいと思えることをする、ということです。
もし楽しくないことをしているのなら、楽しいと思える要素を探すことが改善策になります。
楽しさを感じるポイントは人によって異なります。
ゲーム性を持たせることや競争すること。自分にご褒美を決めておくというのもいい効果です。


<期待>
次に期待を高めるということは、自分にはできると思えるようにする、ということです。
ポイントは難易度設定にあります。
特に、いきなり内定の取れるエントリーシートを書けるか?といった課題は高い壁になります。
エントリーシートの中のガクチカだけでも、きっちり作ってみようとするのも効果的な「期待」の高め方でしょう。


そして今度は衝動性と期間の数値を小さくしていきます。

 

<衝動性>
衝動性を抑える方法は以下の方法がある。
1.小分けにする:いきなり全部仕上げるという想定をした瞬間にお腹いっぱいになるので、小分けにして対処する
2.とにかくやってみる:たいていが「うまくいくかな」「もっといい方法は」など考えて進んでいないことが多い
3.遮断する:とくにSNS等は、自分の行動を遮断するものの代表。接続を切る
ただ、ピアーズスティール博士もいうように、この衝動性というものが一番厄介で、且つ式全体に及ぼす影響力も高いため。
克服の仕方は人それぞれだが、これでもできない人は多いのではないか?


<期間>
なるべく短く期間を決めて、ゴールまでも短く設定してしまうことが重要。
前述にもあるが、エントリーシート一枚をすべて仕上げるのに、半日かけるよりも。ガクチカを1時間で仕上げるなど
細かく時間と目標設定を行うことで対応してもらいたい。

 

 

一般的にはすることが退屈でやる気が出ないと思ってしまいやすいタイプの人は、一つ目の価値を高められないか検討してみましょう。
どうせ失敗するからと思ってしまいやすいタイプの人は、二つ目の期待の要素を高められないか検討してみましょう。
そして、誘惑に勝てないと思ってしまいやすいタイプの人は、三つ目の衝動性の要素をなんとか小さくできないかを検討してみましょう。


まとめ

ピアーズスティール博士によると、人が先延ばしの方程式がある
物事に対して価値と期待を高め、自分の衝動性を抑えられるように改善し、また期間を意図的に短くするように工夫することが大切。

20卒でまだ内定が無いと悩んでいた学生さんが多いのですが、先延ばしの罠にハマっている気がします。


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自分一人で行動しようとしてもなかなか動き出せない人はそっと手を差し伸べてくれるのが就活エージェントです。

 

 

使えるエージェントまとめ

 

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